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長門市の棚田

美しい山々から伸びる棚田と雄大に広がる日本海との景色は訪れた人を魅了します

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油谷 東後畑の棚田

長門市油谷地区では、本州最西北端の向津具半島を中心に約600haもの一大棚田地帯が広がっています。1999年に農水省が発表した「日本の棚田百選」では、当時全国117市町村、134地区の棚田とならんで油谷の東後畑地区にある棚田が選ばれました。 棚田は通常山間部にあることが多いのですが、この地区は半島部分の丘陵地が海岸近くまで迫っているため、眼下に日本海を望むことができます。

現在は、耕作放棄地を活用した「棚田の花段」や「棚田の花段」で栽培されたハーブによる特産品開発を地元のNPO法人ゆや棚田景観保存会が中心となって取り組んでいます。

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油谷 本郷の棚田

 本郷の棚田は、久津漁港に伸びる丘陵に広がっています。

 この地域の棚田は1説として、向津具半島では中世を通じて荘園が開かれ、江戸時代に引き継がれたといわれています。長州藩は財政難の打開策として、山野の開墾を推し進めていきました。記録によれば、江戸時代初期から後期までで耕地面積は62%増加したことが分かります。

 幕末に活躍した、吉田松陰は『廻(かい)浦(ほ)紀(き)略(りゃく)』に「向(むか)津具(つく)の岬を廻る、巌石壁立す。川尻・立石・津(つ)黄(おう)を陸に沿ひて舟を通ずるに、連(れん)亙(こう)皆山にして、山巓(さんてん)迄墾闢(こんへき)して畠となす」と棚田の景観を記しています。

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